2014年05月14
ミスカミスカ®の抗糖化作用5:in vitro抗糖化試験結果
生体内ではすべての組織でグルコースや脂質とタンパク質は常に接触していますので、
両成分間による糖化反応が起こり、安易に最終糖化産物(Advanced Glycation Endproducts AGEs)が産出されます。このAGEsは老化や肌のたるみ・弾力低下はじめ糖尿病、動脈硬化、ガン、末端神経障害などの発症の原因になります。生体内では、非酵素的反応である糖化反応の影響を避けることができません。ミスカミスカ®について生体内でのこの反応においてAGEsの生成を阻害する働きがあることをin vitro抗糖化試験で検証しました。その結果を紹介します。
ミスカミスカ®の抗糖化作用
生体内糖化反応に対してミスカミスカ®の抑制作用を検証するために下記に示す
3種類の反応系でin vitro抗糖化試験を行いました。
1)グルコース・ヒト血清アルブミン系の糖化反応
この反応系でミスカミスカRが蛍光性AGEsの生成を抑制するか、陽性対照として
アミノグアニジンと比較して、ミスカミスカ®の抗糖化活性を測定しました。
2)グルコース・タイプIコラーゲン系の糖化反応1
この反応系でミスカミスカ®が蛍光性AGEsの生成を抑制するか、陽性対照として
アミノグアニジンと比較して、ミスカミスカ®の抗糖化活性を測定しました。
3)グルコース・タイプIコラーゲン系の糖化反応2
この反応系でミスカミスカ®がAGEsの一種であるNε-(carboxymethyl)lysine
(CML)の生成を抑制するか、陽性対照としてアミノグアニジンと比較して、
ミスカミスカ®の抗糖化活性を測定しました。
アミノグアニジン
アミノグアニジンは図1に示すような構造式を持つ合成化合物です。この化合物の薬理作用についてはin vitroでの抗糖化試験ではAGEsの生成抑制とタンパク質の架橋・重合反応の抑制効果が認められています。また、動物試験においても腎症、網膜症、神経障害に対する予防・進展阻害効果のあることが確認されています。
H2N-NH-C=NH
|
NH2
図1 アミノグアニジンの構造式
さらに1型糖尿病患者に対する臨床試験において、尿タンパク排出量の有意な減少、総コレステロール、LDLコレステロール、中性脂肪の低下などの有用性が報告されています。アミノグアニジンは現在知られている糖化反応阻害剤の中で最も有効な物質です。しかし現在は副作用があるため実用化されていません。
1)グルコース‐ヒト血清アルブミン系の糖化反応
カルボニル化合物としてグルコース、アミノ化合物としてヒト血清アルブミン(HSA)を用いて糖化反応を行い、生成される蛍光性AGEsに対するミスカミスカの生成阻害作用を陽性対照としてアミノグアニジンと比較しました。
結果
表1に示すように抗糖化活性IC50は0.012㎎/mLで、陽性対照としてのアミノグアニジン0.070㎎/mLと比較して、5.8倍高い活性を示しています。
表1 抗糖化活性(グルコース-HSA系 蛍光性AGEs)
2)グルコース‐タイプIコラーゲン系の糖化反応
カルボニル化合物としてグルコース、アミノ化合物としてタイプIコラーゲンを
用いて糖化反応を行い、生成される蛍光性AGEsに対するミスカミスカの生成阻害作用
を陽性対照としてアミノグアニジンと比較しました。
結果
表2に示すようにミスカミスカ®の抗糖化活性IC50は0.021㎎/mLで、陽性対照としてのアミノグアニジン0.168㎎/mLと比較して、8倍高い活性を示しました。
表2 抗糖化活性(グルコース-コラーゲン系 蛍光性AGEs)
3)グルコース‐タイプIコラーゲン系の糖化反応
カルボニル化合物としてグルコース、アミノ化合物としてタイプIコラーゲンを
用いて糖化反応を行い、生成されるAGEsの一種であるNε-(carboxymethyl)lysine
(CML)に対する生成阻害作用を陽性対照としてアミノグアニジンと比較しました。
表3に示すようにミスカミスカ®の抗糖化活性IC50は0.0065㎎/mLで、陽性対照としてのアミノグアニジン0.1600㎎/mLと比較して、24.6倍の極めて高い活性を示しています。
表3 抗糖化活性(グルコース-コラーゲン系 抗CML活性)
ミスカミスカ®の効能
ミスカミスカ®はin vitro抗糖化試験において、合成糖化反応阻害剤のアミノグアニジンより極めて高いAGEs生成阻害作用があることが検証されました。ミスカミスカ®の摂取により、生体内での糖化反応が阻害され、糖尿病、動脈硬化、心臓疾患、認知症、ガン、腎臓疾患、末端神経障害などの発症抑制、さらに皮膚の弾性やハリが保持されて、皮膚の美容・アンチエイジング効果が期待できます。
註
ミスカミスカ®のin vitro抗糖化試験はすべて下記の機関による結果です。
同志社大学 生命医科学部 糖化ストレス研究センター内
エイキット株式会社 生命医科学検査センター
(住所:〒610-0394 京都府京田辺市多々羅都谷1-3医心館4F)
ミスカミスカ®物語14
テーマ:ミスカミスカ
生体内ではすべての組織でグルコースや脂質とタンパク質は常に接触していますので、
両成分間による糖化反応が起こり、安易に最終糖化産物(Advanced Glycation Endproducts AGEs)が産出されます。このAGEsは老化や肌のたるみ・弾力低下はじめ糖尿病、動脈硬化、ガン、末端神経障害などの発症の原因になります。生体内では、非酵素的反応である糖化反応の影響を避けることができません。ミスカミスカ®について生体内でのこの反応においてAGEsの生成を阻害する働きがあることをin vitro抗糖化試験で検証しました。その結果を紹介します。
ミスカミスカ®の抗糖化作用
生体内糖化反応に対してミスカミスカ®の抑制作用を検証するために下記に示す
3種類の反応系でin vitro抗糖化試験を行いました。
1)グルコース・ヒト血清アルブミン系の糖化反応
この反応系でミスカミスカRが蛍光性AGEsの生成を抑制するか、陽性対照として
アミノグアニジンと比較して、ミスカミスカ®の抗糖化活性を測定しました。
2)グルコース・タイプIコラーゲン系の糖化反応1
この反応系でミスカミスカ®が蛍光性AGEsの生成を抑制するか、陽性対照として
アミノグアニジンと比較して、ミスカミスカ®の抗糖化活性を測定しました。
3)グルコース・タイプIコラーゲン系の糖化反応2
この反応系でミスカミスカ®がAGEsの一種であるNε-(carboxymethyl)lysine
(CML)の生成を抑制するか、陽性対照としてアミノグアニジンと比較して、
ミスカミスカ®の抗糖化活性を測定しました。
アミノグアニジン
アミノグアニジンは図1に示すような構造式を持つ合成化合物です。この化合物の薬理作用についてはin vitroでの抗糖化試験ではAGEsの生成抑制とタンパク質の架橋・重合反応の抑制効果が認められています。また、動物試験においても腎症、網膜症、神経障害に対する予防・進展阻害効果のあることが確認されています。
H2N-NH-C=NH
|
NH2
図1 アミノグアニジンの構造式
さらに1型糖尿病患者に対する臨床試験において、尿タンパク排出量の有意な減少、総コレステロール、LDLコレステロール、中性脂肪の低下などの有用性が報告されています。アミノグアニジンは現在知られている糖化反応阻害剤の中で最も有効な物質です。しかし現在は副作用があるため実用化されていません。
1)グルコース‐ヒト血清アルブミン系の糖化反応
カルボニル化合物としてグルコース、アミノ化合物としてヒト血清アルブミン(HSA)を用いて糖化反応を行い、生成される蛍光性AGEsに対するミスカミスカの生成阻害作用を陽性対照としてアミノグアニジンと比較しました。
結果
表1に示すように抗糖化活性IC50は0.012㎎/mLで、陽性対照としてのアミノグアニジン0.070㎎/mLと比較して、5.8倍高い活性を示しています。
表1 抗糖化活性(グルコース-HSA系 蛍光性AGEs)
試料 | 抗糖化活性IC50 (㎎/mL) |
ミスカミスカ® アミノグアニジン |
0.012 0.070 |
2)グルコース‐タイプIコラーゲン系の糖化反応
カルボニル化合物としてグルコース、アミノ化合物としてタイプIコラーゲンを
用いて糖化反応を行い、生成される蛍光性AGEsに対するミスカミスカの生成阻害作用
を陽性対照としてアミノグアニジンと比較しました。
結果
表2に示すようにミスカミスカ®の抗糖化活性IC50は0.021㎎/mLで、陽性対照としてのアミノグアニジン0.168㎎/mLと比較して、8倍高い活性を示しました。
表2 抗糖化活性(グルコース-コラーゲン系 蛍光性AGEs)
試料 | 抗糖化活性IC50 (㎎/ml) |
ミスカミスカ® アミノグアニジン |
0.021 0.168 |
3)グルコース‐タイプIコラーゲン系の糖化反応
カルボニル化合物としてグルコース、アミノ化合物としてタイプIコラーゲンを
用いて糖化反応を行い、生成されるAGEsの一種であるNε-(carboxymethyl)lysine
(CML)に対する生成阻害作用を陽性対照としてアミノグアニジンと比較しました。
表3に示すようにミスカミスカ®の抗糖化活性IC50は0.0065㎎/mLで、陽性対照としてのアミノグアニジン0.1600㎎/mLと比較して、24.6倍の極めて高い活性を示しています。
表3 抗糖化活性(グルコース-コラーゲン系 抗CML活性)
試料 | 抗糖化活性IC50 (㎎/ml) |
ミスカミスカ® アミノグアニジン |
0.0065 0.1600 |
ミスカミスカ®の効能
ミスカミスカ®はin vitro抗糖化試験において、合成糖化反応阻害剤のアミノグアニジンより極めて高いAGEs生成阻害作用があることが検証されました。ミスカミスカ®の摂取により、生体内での糖化反応が阻害され、糖尿病、動脈硬化、心臓疾患、認知症、ガン、腎臓疾患、末端神経障害などの発症抑制、さらに皮膚の弾性やハリが保持されて、皮膚の美容・アンチエイジング効果が期待できます。
註
ミスカミスカ®のin vitro抗糖化試験はすべて下記の機関による結果です。
同志社大学 生命医科学部 糖化ストレス研究センター内
エイキット株式会社 生命医科学検査センター
(住所:〒610-0394 京都府京田辺市多々羅都谷1-3医心館4F)
(文責 光永俊郎)