2012年10月31

ミスカミスカ®物語 5

テーマ:ミスカミスカ

「ミスカミスカⓇ(MISKAMISKAⓇ)」の美容・アンチエイジング効果3:抗コラゲナーゼ活性

 ミスカミスカ®はコラーゲンを分解する酵素コラゲナーゼ(MMP-1)の活性を阻害する働きがあることが薬理試験で検証されています。コラーゲンは皮膚の真皮や靭帯、骨などを構成する極めて重要な構造タンパク質です。特にコラーゲンは真皮の70%を占め、皮膚に適度の弾性とハリを与えています。ミスカミスカ®の利用によりコラーゲンの分解が抑制されて、皮膚の弾性やハリが保持されて、皮膚の美容・アンチエイジング効果が期待できます。


コラーゲン

 コラーゲンは真皮、靭帯、腱、骨、軟骨などを構成する主要なタンパク質です。また、多細胞動物の細胞外マトリックス構造体(組織学的には基底膜と定義されています)の主成分でもあります。ヒトの体内に存在しているコラーゲンは総タンパク質の約30%を占めています。アミノ酸組成はグリシンが約33%を占め、プロリンとヒドロキシプロリンが21%、アラニンが11%と、この4種類のアミノ酸で60%以上占める極めて偏った構成となっています。構造(一次、二次、三次構造)は極めて特異的で、一次構造は(-グリシン-アミノ酸X-アミノ酸Y-)n配列からなるドメインを持っています。アミノ酸X,Yはそれぞれ任意のアミノ酸を表していますが、Xはプロリンである頻度が高く、Yはヒドロキシプロリンであることが多いです。これらプロリンとヒドロキシプロリンの存在により、各コラーゲンポリペプチド鎖の二次構造はポリプロリンIIのコンフォメーションをとって安定化します。このポリペプチド鎖のアミノ酸配列の3個目ごとにグリシン残基が存在することにより、ポリペプチド鎖が3本集まって、らせん構造をとったとき、ポリペプチド鎖間が互いに水素結合しうる距離に近づきます。そのことによりグリシンの=NHの水素と別の鎖のグリシンの次のアミノ酸の=COの酸素とで、水素結合が形成されます。この結合で三本鎖らせん鎖のコラーゲン分子の三次構造が形成されます。コラーゲンファミリーにはこのような三本鎖のラセン構造をとっているものだけでなく、遺伝子構造から類推されるものも入れると、コラーゲンタンパク質をコードする遺伝子としては40種類近く、またポリペプチド鎖が3本集まってできる分子種として約30種類が知られています。このコラーゲンファミリーのうち線維形成能のある線維性コラーゲン分子はI型コラーゲン、II型コラーゲン、III型コラーゲン、V型コラーゲン、XI型コラーゲンの5種類だけです。この線維性コラーゲン分子は少しずつ集まり、骨や軟骨の内部で、より太く、長いコラーゲン細線維を作り、びっしり詰まって骨基質や軟骨基質を形成します。これにより骨や軟骨の弾力性が増し、衝撃による骨折を防いでいます。このコラーゲン細線維がさらに多数集まってコラーゲン線維になります。このコラーゲン線維は皮膚の真皮や腱を形成します。これにより皮膚に強度や弾力性が与えられ、腱は運動の際の筋肉と骨の間で発生する非常に強い引っ張り力に耐えることができるのです。これに対してIV型コラーゲン、VI型コラーゲン、XVIII型コラーゲンなどの非線維性コラーゲン分子は生体内の各部位において基底膜の骨格構造を構成しています。


コラゲナーゼ

 コラーゲンを加水分解する酵素は多数存在します。これらはマトリックスメタロプロテアーゼ(Matrix metalloprotease MMP)と呼ばれる仲間として分類されています。その中のコラゲナーゼとしてMMP-1、MMP-8、MMP-9、MMP-13、MMP-18の5種類の酵素の存在が知られています。これらの各酵素は生体内の各部位に存在します。この中のMMP-1は皮膚の真皮の主構成成分のI型コラーゲンおよびIII型コラーゲンを加水分解する酵素です。この酵素は皮膚の老化現象に深く関与しています。

ミスカミスカ®の効能

 ミスカミスカ®には薬理試験の結果によりコラーゲン分解酵素のコラゲナーゼ(MMP-1)の活性を阻害することが検証されました。ミスカミスカの摂取によりコラゲナーゼの働きが阻害され、皮膚の真皮のコラーゲンの変性、減少が制御されます。そのことにより皮膚のハリ・弾力低下とたるみが防止され、美容およびアンチエイジング効果が期待されます。


(文責 光永俊郎)
2012年09月24

ミスカミスカ®物語4

テーマ:ミスカミスカ

「ミスカミスカⓇ(MISKAMISKAⓇ)」の美容・アンチエイジング効果2:抗エラスターゼ活性

 ミスカミスカ®はエラスチンを分解する酵素エラスターゼの活性を阻害する働きがあることが薬理試験で検証されています。エラスチンは皮膚や靭帯などの伸縮性組織の重要な構成タンパク質です。ミスカミスカ®の利用によりエラスチンの分解が抑制されて、これらの組織の伸縮性が保持されるので、美容・アンチエイジング効果が期待できます。

エラスチン

 エラスチンはコラーゲンとともに皮膚、靭帯、動脈、肺、子宮などの組織を構成するタンパク質です。これらの組織は伸縮性が要求されますが、その機能はエラスチンによって与えられています。それでエラスチンは弾性タンパク質と呼ばれています。なぜエラスチンに伸縮性があるかは、そのアミノ酸組成と分子内と分子間の架橋構造にあります。グリシンが30%以上、アラニンとバリンと合わせて30%強、プロリン10%強で、トリプトファン、ヒスチジン、メチオニンは無く、システインは1%以下で、親水性のアミノ酸含量が少なく、非常に疎水性です。また、30%以上を占めるグリシンがランダムに分布しています。その上デスモシン、イソデスモシン、リシノノルロイシンなどによる分子内および分子間架橋が形成されていますので、ゴムのような弾性を示します。エラスチンはコラーゲンとともに細胞外へ分泌されて、細胞間隙で会合して、線維構造を構築して、皮膚や動脈などの組織を構成するので構造タンパク質とも言われています。ヒトのエラスチン含量は皮膚の真皮部の2~5%、靭帯の80%、動脈の50%、肺の20%を占めています。エラスチンは、一旦形成されると非常に安定でターンオーバー時間が長いですが、老化とともに分解されても生成されにくくなり、中年期には25%以上減少します。生体内のエラスターゼが働いて分解されると皮膚や靭帯は弾性を失います。

エラスターゼ

 エラスターゼは膵臓のβ細胞で生合成され、生体内の各部位に存在する酵素です。エラスチン分子のペプチド結合の中性アミノ酸(アラニン、グリシン、セリン、バリンなど)を認識して、その認識アミノ酸のC末端側のアミノ酸がプロリン以外のアミノ酸であれば、そのペプチド結合を加水分解により切断する基質特異性の低いタンパク質分解酵素です。この酵素により真皮、靭帯、動脈のエラスチンが分解されると、これらの組織の伸縮性が消失して、機能が低下します。特に肌に紫外線が当たって、炎症が起きると、この酵素は活性化されて、エラスチンの分解が促進されます。結果的に皮膚の老化現象であるシワやたるみの生成が進行します。

ミスカミスカ®の効能

 ミスカミスカ®には薬理試験の結果によりエラスチン分解酵素のエラスターゼの活性を阻害することが検証されました。ミスカミスカ®の摂取によりエラスターゼの働きが阻害され、生体内のエラスチン量が維持されます。そのことにより皮膚のたるみ、ハリ・弾力低下および靭帯、動脈、肺、子宮などの組織の伸縮性低下が防止されて、アンチエイジング効果が期待できます。
(文責 光永俊郎)
2012年09月05

ミスカミスカ®物語 3

テーマ:ミスカミスカ

「ミスカミスカⓇ(MISKAMISKAⓇ)」の美容・肌アンチエイジング効果1:抗ヒアルロニダーゼ活性

 「ミスカミスカ® (MISKAMISKA®)」は関節、皮膚、腦などの細胞外マトリックスのヒアルロン酸を分解する酵素ヒアルロニダーゼの活性を阻害する働きがあることが薬理試験で検証されています。ミスカミスカ®の利用によりヒアルロン酸の分解が抑制されて、肌の保湿、ハリ保持、肌アンチエイジング効果および関節機能維持などが期待できます。

ヒアルロン酸

 ヒアルロン酸はムコ多糖類(グルコサミノグリカン)の一種で、N-アセチル-D-グルコサミンとD-グルクロン酸がβ1-4結合した二糖を構成単位として連結した構造の高分子化合物です。その分子量は100万以上です。皮膚、関節、眼のガラス体、腦はじめ結合組織に広く存在します。体重50kgの人には約11gのヒアルロン酸が含まれています。その50%は皮膚に存在して、皮膚の細胞間隙に水分を保持して、皮膚の弾力性、保湿性、柔軟性を保つ極めて重要な役割をしています。また、関節軟骨では、アグリカン、タンパク質と非共有結合により、超高分子複合体を作って、軟骨の機能維持に重要な働きをしています。さらに、血管内皮細胞、多形核白血球、マクロファージなどの細胞機能の制御などの生化学的な役割も果たしています。

ヒアルロニダーゼ

 ヒアルロニダーゼは、ヒアルロン酸を分解する酵素で、生体内に広く分布しています。この酵素はヒアルロン酸の構成糖N-アセチル-D-グルコサミンとD-グルクロン酸のβ1-4 ヘキソサミニド結合を加水分解します。そのため、この酵素により皮膚のヒアルロン酸量が減少すると、皮膚の保湿性やハリが消失します。また、関節軟骨の機能低下により関節痛を引き起こします。さらに、この酵素の加水分解過程に生成する分子量2万前後の低分子ヒアルロン酸は炎症性サイトカイニンの産生を促進させ、炎症や免疫系の活性化に関与すると考えられています。このことによりヒアルロニダーゼは生体内で炎症反応やアレルギー反応の引き金となる酵素です。その上、この酵素はガン細胞の転移過程で組織間を移動する際に機能するとも言われています。

ミスカミスカ®の抗ヒアルロニダーゼ活性

 ミスカミスカ®には薬理試験の結果によりヒアルロン酸分解酵素のヒアルロニダーゼの活性を阻害することが検証されました。このミスカミスカ®の摂取によりヒアルロニダーゼの働きが阻害されることにより生体内のヒアルロン酸量を維持して、皮膚の乾燥やハリ・弾力低下の防止、関節機能の維持、湿潤性の保持、また炎症・アレルギー反応の抑制、さらにガンの進行や転移を阻害することが考えられます。

ミスカミスカ®の効能

 ミスカミスカ®を服用することによって保湿、ハリの保持、肌のアンチエイジングなどの美容効果とともに抗関節痛、抗炎症、抗アレルギー、抗花粉症、ガンの進行・転移阻止など多くの効能が期待できます。

(文責 光永俊郎)
2012年08月13

ミスカミスカ®物語 2

テーマ:ミスカミスカ

新製品「ミスカミスカⓇ(MISKAMISKAⓇ)」について

 新製品「ミスカミスカ® (MISKAMISKA®)」はペルー産ゼラニウム属ハーブのGeranium dielsianumを製品化したものです。

ペルーのゼラニウム属ハーブ

自生地
 ペルーの中央アンデス山系の標高3500m以上のスナ(Suna)およびプナ(Puna)と呼ばれる寒冷な広大な高地にはGeranium dielsianumGeranium sessiliflom Cav.、 Geranium lecheri  Knuya、 Geranium ayabacense Wild ex HBKなどのフウロソウ科ハーブの双子葉多年生草本科植物が自生しています。これらはMISKI他いろいろな呼び名があります。このフウロソウ科の植物種は世界の各地域に広く分布しています。しかし、上記の品種は世界ではペルーの中央アンデスの高地にしか自生していません。

伝承的効能

 先住民による呼び名の中で「MISKI」は、ケチュア語で「甘い」という意味の言葉です。しかし、古くから中央アンデス地域ではこのハーブには抗糖尿効果のあることが知られていたことより、この意味とは反対にこれらの呼び名の意味するところは「なかったことにする」「甘いものを食べても、食べなかったことにする」つまり、「甘いものを食べても血糖値が上がらない」ということで付けられた名称です。

 これらハーブの中でも特にGeranium dielsianumはこのような抗糖尿作用はじめ浄血作用、喉の炎症、口内炎など多くの優れた薬効があることから「このハーブを摂取すると何かいいことが起きる」、「なかったことにする」などと言われ、上記呼び名と共に語り継がれてきました。利用法は全草を煎じた液の服用です。また、地方によっては、外用として葉や茎を砕いて湿布剤としても利用しています。このように多くの優れた薬効があるので、このハーブはアンデスの先住民には古くから人気があります。そのため、彼らは見つけ次第採取するので、絶滅の心配があるということで、現在保護政策と生態研究が進められています。


Geranium dielsianumの植物形態

 草丈は10〜15cm、茎は直立ですが、高地の強風で曲がっているものが多いです。葉は一重で向かい合っていて、葉脈は掌状で3〜7裂に深く切り込んでいます。花は両性で、放射相称で、茎頂に十数個集まって咲き、色は白色、淡黄色から紫色です。種子は無胚乳種子です。

新製品「ミスカミスカ®(MISKAMISKA®)」の期待される効能

 新製品「ミスカミスカ® (MISKAMISKA®)」は弊社独自の研究・開発によりGeranium dielsianumの薬効をバランスよく、最大限に引き出した高性能エキスパウダーです。現地で伝えられている薬効のみならず、保湿、肌のアンチエイジング、腸内環境改善、ダイエット、抗糖化、抗酸化、アンチエイジング作用など多くの美容効果が期待できる優れた活性を科学的に検証しています。また、そのほかにも抗糖尿、脂質代謝改善、前立腺肥大抑制、抗ヒスタミン作用などにおいて高い活性も検証しています。さらに、安全性についても確認済みです。まさに悪かったことを、「なかったことにする」ミスカミスカの語源にふさわしい、多くの訴求に応えられる機能を持ったエキスパウダーです。さらに、この新製品についての個々の効能の薬理・動物実験の検証結果を引き続き紹介しま す。

(文責 光永俊郎)
2012年07月13

ミスカミスカ®物語 1

テーマ:ミスカミスカ

新製品「ミスカミスカⓇ(MISKAMISKAⓇ)」の誕生まで

新製品「ミスカミスカ®」は南米ペルーの中央アンデス原産のハーブGeranium dielsianumから誕生しました。

ペルーはハーブの宝庫

この南米ペルーの中央アンデスを中心にした地域は数えきれないほど多数のハーブが自生しているハーブの宝庫であります。古くから先住民はこれらを薬用、食用として利用していました。なぜ、この地域にこのように多数のハーブが自生しているのか。その謎はペルーが赤道に近く海岸砂漠地帯、アンデス山岳地帯およびアマゾン森林地帯からなる変化に富んだ自然環境によります。地球の気候は120種類あるといわれていますが、ペルーはこの地球の気候の約100種類を持っています。その上、海岸線から標高5,000mの高地までも人間の暮らしが展開できる世界に例を見ない極めて不思議な地域であるということです。

この中で特に標高3500~4500mの高地に集中的にハーブが自生しています。この高地は緩やかな丘陵地帯と平坦な高原地帯が南北に帯状に広がっています。この広大な高原地帯は日中と夜間の温度差が激しく、昼間は夏冬ともに20℃近くになることがありますが、夜間は冷え込み、時には夏でも氷点下になります。夏には雨が降りますが、冬には全く降雨はなく乾燥します。樹木は見られず、草原が目立ちます。トウモロコシは育たず、アンデス原産のジャガイモはじめイモ類が栽培されています。中央アンデスのかなりの大きな部分を占め、しかもこの高原は人間の生活の舞台として重要な役割を果たしてきた極めて特殊な自然環境地帯です。

また、中央アンデス地域はアンデス文明、インカ文明の発祥の地でもあります。しかし、これらの文明には文字がありませんでした。そのため、これら有用植物の効能は体系化されることなく、それぞれのハーブは個々にその効能が伝承的に語り継がれて現在に至っています。そのため、今もこの地域には先住民しか知らない無数のハーブが存在しています。


ペルー産ハーブの製品化への理念

この点に着目して、TOWA CORPORATION(株)では1996年より健康食品関連事業に参入しました。手始めに数多くあるペルー産ハーブについて、伝承効果情報を収集し、比較検討し、精査して、先ずマカを選び、これについて「伝承からエビデンスへ」をスローガンとして、健康食品は「食品であって、健康に寄与するもの」という基本条件に基づいて、研究・開発に着手しました。先ず、天然素材であるマカの特性を失うことなく、特定の機能成分だけでなく、機能を有すると考えられる他成分も自然に存在する配合割合を保持したマカエキスパウダーを調製しました。この調製品について「伝承からエビデンスへ」を実証するべく、薬理・動物試験を経て、ヒト臨床試験を行い、さらに安全性を検証して、製品マカエキスパウダー「MACAXS®」を上市しました。この製品は市場で予想以上の好評を得ました。これに自信を持ち、続けて、「PREMIEX®キャッツクロー」さらに「PREMIEX®エルカンプーレ」を上市して、今日に至っています。

新製品「ミスカミスカ®」の誕生

 さらに、ペルー産ハーブの製品化への理念に基づき、新製品の開発計画を進めるため、数百種類のハーブについて薬理活性試験で、これらのスクリーニングを行い、多くの優れた効能が期待できるハーブGeranium dielsianumを選出し、現在までのハーブの製品化への研究・開発に対しての蓄積された手法・技術を駆使して、新製品「ミスカミスカ®」の誕生に至りました。

(文責 光永俊郎)

プロフィールPROFILE


光永 俊郎(みつなが としお)

農学博士。TOWA CORPORATION株式会社 学術顧問、近畿大学名誉教授、日本穀物科学研究会幹事、日本栄養・食糧学会(評議員・終身会員) 。2011年瑞宝小綬章授章。

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